七種,七種粥
春の七種を刻んで入れた七種粥を作って、万病を除くおまじないとして食べる。
七種は、前日の夜、俎に乗せ、囃し歌を歌いながら包丁で叩き、当日の朝に粥に入れる。呪術的な意味ばかりでなく、おせち料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能がある。
「春の七種」とは以下の7種類である。
名前 |
現在の名前 |
科名 |
芹 |
芹 |
セリ科 |
薺 |
なずな(別名・ぺんぺん草) |
アブラナ科 |
御形 |
母子草 |
キク科 |
繁縷 |
繁縷 |
ナデシコ科 |
仏の座 |
田平子(シソ科のホトケノザとは別のもの) |
キク科 |
菘 |
蕪 |
アブラナ科 |
蘿蔔 |
大根 |
アブラナ科 |