JAF Mateの記事には「これは日本美を体験できるテーマパークだ。庭園を眺めて「きれい」と声をあげ、大観の絵の前で「すごい」と叫ぶのが、この美術館としては実に正しい」としめくくっている。できて30年しか経っていない美術館だが自分の感性で1位に選ぶアメリカの素晴らしさに学ぶものがあるし、なにより日本庭園をひとつの文化として捕らえ注目している人たちがアメリカにかなりの数いるからこそ雑誌やこんな特集があるのだろう。アメリカに評価されて改めて注目されるという逆輸入パターンは少し哀しい。日本3庭園は入っていなかった。頑なに守っているつもりが木は育ち借景にはビルが建設され出来た当時の風情が損なわれてしまっている公園も少なくないのかも知れない。今の浜離宮では鷹狩はできない。高層ビルは江戸時代の日本庭園の借景にはなれないようである。平成の日本庭園のひとつの答えが足立美術館なのかも知れない。